オランダ 歴史 美術館・博物館

アムステルダムで異文化について考える!熱帯博物館

( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。

明日また病院に行きます。はたしてドクターストップは解除されるんでしょうか。だいぶよくはなってると思うんですけど。

もう仕事の仕方忘れたよ。
今月収入半分以下じゃないのかニャ?

何気に医療費がかかってるんですよねぇ・・・原因はおそらく職場のせいもあるのに、請求できない悔しさといったら。。

理不尽であるっ!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

 

さて、今回はアムステルダムの中では比較的マニアックな部類に入る博物館、熱帯博物館について取り上げたいと思います!

熱帯博物館(人類学博物館/Tropenmuseum)

Googleの表示では人類学博物館ですが、日本のガイドブックでは熱帯博物館となっています。異文化への向き合い方を考えさせられる人類学の博物館です。たくさんのアジア、アフリカ、カリブ海方面などの民族コレクションが所蔵されています。

大航海時代の資料があると知って、行きたかったんですが、立地が微妙だったので、今まで行けてなかったんですよね。ようやく行くことができました!

東インド会社(VOC)の展示が絶対あるよね!
期待大なのニャ!

ミュージアムカード利用可能。日本語には対応していません。

ミュージアムカード(Museumkaart)でオランダ旅行をお得に楽しもう!

( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。 今回はオランダ旅行で大変お世話になっている、ミュージアムカードについて取り上げたいと思います。 ミュージアムカード(Museumkaart)とは オランダにある ...

 

建物を楽しむ!

展示の前に注目すべきは建物です。博物館の建物がアムステルダム国立美術館並みに素晴らしいんです。アムステルダムの歴史的建造物に指定されています。

1923年に建てられ、完成まで11年経ったんだそう。

イベントができる広さですね。

この建物を見ただけで来てよかったと思ったわ。
美しい建物ニャ~

 

特別展示で入れ墨について考える。

3階から展示を見ていきました。特別展示はボディーアート(入れ墨)でした。(現在は終了しています)

ボディーアートの展示

日本の入れ墨は技術が高いらしいです。

マルタ島の海洋博物館に行った時も、特別展示がボディーアートでした(やはり日本展示があった)。入れ墨って目的が多様で、国によって捉え方が違う。ファッション、刑罰、美容(アートメイク)、医療目的など・・・日本だとどうしても某組織の人間が彫るイメージが強くていまだによくは思われないことが多いです。よく銭湯や温泉の規制で問題になりますよね。今は家族や恋人の名前を入れて忠誠を誓う人もいるので、「入れ墨=某組織の人」というわけではない。外国人観光客が増えている昨今、日本も多様性を考えて決まりを作らないと・・・と展示を見ながら思ったマリ姐でした。

日本でこの手の展示をやっても人来ないだろうなぁ。
日本は保守的だからニャ

中の人はそもそも入れ墨に興味はないですが、どうせやるならタトゥシールでいいと思っている人です。消えないとか恐ろしい。誓いは別の方法でもいいでしょ、と思う。

ちなみに2019年1月現在はCOOL JAPANという名前のイベントで、ピカチュー、キティ、ドラゴンボール、セーラームーン、Pepperくん、太鼓の鉄人などが展示されているらしいです。ライデンの民族博物館の時の特別展示は芸者でしたよ。やっぱりオランダと日本は関わり深いですよね。

 

常設展をじっくり見る!

全部は紹介できませんが、気になった展示を写真多めで紹介します。

・HEDEN VAN HET SLACERNIJVERLEDEN(奴隷制度と植民地の歴史)

大航海時代から生まれた闇の部分。奴隷貿易がもたらした人種差別主義、ステレオタイプなどの展示です。

オランダ西インド会社(WIC)は設立当初、スペイン船の銀を奪うことが目的でしたが、その後、奴隷貿易にシフトしていきます。オランダは1863年に奴隷制度を禁止しています。が、数百年の間存在していた奴隷制度は未だに不平等・差別を残しています。植民地支配、奴隷貿易、人種差別などにフォーカスした展示でした。

奴隷船の所有をしていたVOC商人、奴隷の女性と恋に落ちた軍人、奴隷制度の反対運動を起こした人物などの紹介があったわ。
まだまだ知らないことがたくさんあるニャ

未開の地へ旅立つという大航海時代のロマンは大好きなんですが、裏の部分も含めて私は知りたいです。教科書ではここまで書いてないですからね。大航海時代オンライン(ゲーム)でもここは触れられてなかったんです。ここに来たからこそ詳しく知ることができたかな、と思います。しかし、英語の説明を読むにはまぁまぁ時間がかかる。あと目が疲れるw

 

・ニューギニア

ニューギニアの仮面、人形のコレクションも面白かったです。この手のモノが好きな方は、ライデンの民族博物館もおススメです。

 

胸がでてるので、女性だと思う。

愛嬌のあるお顔

 

 

・VOCとインドネシア

そして私の大好きなVOCの貿易に関する展示!取引した品々がたくさん展示されていました。

キタ―――― d(゚∀゚)b ――――♪
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

VOCが取引したシルク

日本と取引されたもの。VOCマークの皿は出島でも見られます。

鎧も美術品として取引されていたんでしょうか。

帆船模型♪

異国で日本のものを見つけるとうれしくなりますね。他にも小判とか、貝合わせもありました。

中の人は出島でVOCマーク入りのお皿を買ったわ。
でも飾るところがなくてしまったままニャ!

アムステルダム博物館にもVOCマークの皿は売っていますが、いかもにレプリカで安っぽいです。出島のはきちんと焼かれているお皿です。ちゃんと飾りたいんだけどな・・・。

また、VOCの東インドの本拠地はインドネシアにあったので、インドネシアは厚めに展示されてました。

バタヴィアの地図

オランダが最初にインドネシアにやってきた時の様子

ゲオルク・エバーハルト・ルンフィウス

東インドで動植物の研究、収集をしたゲオルク・エバーハルト・ルンフィウスの展示。この前、紹介したばかりですね。彼のコレクションがたくさん展示されていました!

詳細はこちら!

オランダの海洋歴史を学ぶ!ロッテルダム海洋博物館

( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。 さぁ、自宅療養のうちにオランダ・イタリアレポをまとめてしまいましょう。オランダは春に行かれる方が多いと思うので、オランダ終わらせないと。久々にロッテルダムのレポ ...

東アジアのコレクション

すごい種類・・・

シーボルトもでしたが、コレクション熱がすごいですよね。日本のヲタク魂に通じるものがある。

ヲタクは世界共通ね。
親しみを感じるニャ

 

Café De Tropenでひと休み

思ったより展示が充実していて、2-3時間くらい滞在していました。ひと休みしたかったので、併設カフェに入ってみました。

カウンターの裏に博物館と繋がる専用口があります。

博物館から入る専用口があって、一度外にでる扱いになるのですが、再度専用口でチケットをかざせば博物館に入ることができます。

ブラウニー固かったw

テラス席もあったのですが、日差しを浴びたくなかったので中でいただくことに。西欧人ってテラス好きですよねー。ランチの時間でしたが、あまりお腹が空かなかったので、レモンティーとブラウニーをいただきました。私が作った方が美味しいかな~wオランダでスイーツの当たりって引いたことがあまりない。

 

アクセス

アムステルダムの有名な観光地は町の西側に集まっていますが、熱帯博物館は東側で、閑静な場所にあります。私は宿泊ホテルから1時間以上歩いて行きました。アムステルダム国立美術館には歩いて1時間かかりました。私は歩きたかったのでいいんですが、トラムで来ることをオススメします。

アムステルダム中央駅からはトラム14番に乗って、Alexanderplein駅で下車です。他にもここに行くトラムは何路線かあるので、宿泊先などに合わせて公式サイトをご確認ください。

初めてオランダに来た時に行く場所としてなかなか選ぶことは少ないかもしれませんが、異文化についてより深く知りたいという方は、是非行くことをオススメします。日本語対応になるのは難しいですかねー。

以上、マリ姐でした!

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