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フラ・アンジェリコの受胎告知を見に行こう!【サン・マルコ美術館】

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( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。

職場復帰したら、忙し過ぎて泣きそうです~。研修生が20人以上入ったらしいですけど、何人残るかなぁ・・・

さて、フィレンツェが濃すぎて全然終わらない。フィレンツェ3日めに突入です。

静かに観賞できるサン・マルコ美術館

ウフィッツィ美術館ピッティ宮殿に行った翌日。叔母が人が少ないところで観光したいというので、私は考えた末、サン・マルコ美術館をチョイスしました。

もともとは1300年以前に建てられたシルヴェストロ派修道院で、のちにドミニコ派修道院になります。15世紀にメディチ家が巨額を投じて再建。現在は美術館として開放されています。

フィレンツェカード利用可能。

すぐ近くにあるダヴィデ像で有名なアカデミア美術館は混んでいて、時間帯によっては進むのに時間がかかりますが、こちらは並んだとしても数分ですし、静かに観賞できますよ。

アカデミア美術館も以前行ったことありますが、正直、ダヴィデ像以外はあまり見るものがないので、時間がある時に1回行けばいいなという感想です。個人的にはサン・マルコ美術館の方が絵画も建物も見どころがあるので、こちらを断然オススメします。

ここは開館時間に注意!平日は午前しかやってないのよね。
休館日も多いので注意ニャ!

入口間違えて、サン・マルコ教会の方に入ってしまいましたw美術館の入口は正面右の扉です。

何気なく入ったけど、祭壇も宗教画も見どころたくさんだったわ。
修道院とセットで入るといいニャ。こっちは無料ニャ

 

まずは回廊が見逃せない。

キリスト教徒ではありませんが、修道院の回廊を通ると、厳かな気持ちになります。ここにたくさんのフレスコ画が描かれており装飾も美しい。ぐるーっと回って全部見ましょう!

建て直しの際に装飾画を手掛けたのが、フラ・アンジェリコ(ベアート・アンジェリコともいう)とその弟子など複数の画家たち。正面の壁画はフラ・アンジェリコによる『磔刑を崇める聖ドメニコ』

フラ・アンジェリコとは

初期ルネサンス期のイタリア人画家。修道士としてフレスコ画を数多く残す。教皇が福者と認定したことにより、ベアート・アンジェリコ(福者アンジェリコ)と呼ばれるようになる。

ちなみにフラ・アンジェリコは本名じゃないのよ。
フラは修道士、アンジェリコは天使のようなって意味ニャ

メディチ家の紋章

フレスコ画は素晴らしいのですが、外にありますので、だいぶ色が薄くなっています。修復されることはあるのかなー右の絵なんてそのうち消えてしまいそうな・・・

イタリアは修復するところが多すぎだよねー
財政的問題でなかなか全部まで手が回らないのではないかニャ

元、大食堂だった場所

こちらもフラ・アンジェリコによる『十字架磔刑』。

個人的に磔の絵画は見ていて気持ちいいものではないのだが・・・描き方によっては血を流しているのもあるし。
ここにあるだけではないのニャ

 

2階も見どころたくさん!

2階にはこの美術館の目玉といえる作品、フラ・アンジェリコ『受胎告知』が展示されています。

踊り場からまず観賞!

フラ・アンジェリコ『受胎告知』

この構図自体はいろんなところで見てますが、色合いが優しく、たくさんある受胎告知をモチーフにした作品の中でかなり好きな方です。

他の芸術家より人物はわりとシンプルに描かれているよね。
こんなに惹かれるのはなぜなのかニャ

そして2階には43もの僧房があり、1つ1つにキリストの登場する場面が描かれています。僧房の中には入れませんが、入口から絵画を見ることはできます。

全体的にキリスト磔刑の部屋がやたら多いんですが、ドミニコ派というのは磔刑図をあがめる宗派なんだそうです。だから1階も含めて磔刑図が多かったのか・・・。上の絵もフラ・アンジェリコによる受胎告知です。

 

フィレンツェの混乱を招いたサヴォナローラ

2階の奥にはここの修道院長にもなったサヴォナローラが使っていた部屋、彼に関する展示があります。

悪役の魔術師にしか見えないのだが。

サヴォナローラはロレンツォ・デ・メディチに呼ばれて修道院の仕事に就くことができました。しかし、お世話になったメディチ家の独裁政権を批判し、信仰にたち返るよう強く訴えるようになります。

ロレンツォ・デ・メディチとは

メディチ家最盛期の当主。大ロレンツォと呼ばれることもある。ボッティチェリ、フィリッポ・リッピ、ミケランジェロなどの芸術家をパトロンとして、保護した。痛風で苦しんでいたらしい。

次第に民衆に支持されるようになるサヴォナローラ。ロレンツォが亡くなり、跡取りのピエロが失策を重ねたことからメディチ家はフィレンツェから追放されてしまいます。

恩を仇で返すタイプだったのね。
ロレンツォが元気だったならまた違う展開になっていたかもしれないニャ

メディチ家追放のタイミングでサヴォナローラは共和国の政治顧問に。彼による神権政治が始まります。ドミニコ派は清貧・質素を重んじる宗派ですので、贅沢品としての美術品、工芸品、ドレス、宝飾品などを破壊。彼の影響を受けたボッティチェリは暗い絵を描くようになり、しまいには自分の絵を焼いてしまったとか。。。

おしゃれも芸術も好きな私は絶対に入れない宗派だわ。
焼かれてしまった芸術品がもったいないニャ。芸術がないと楽しくないニャ

サヴォナローラの処刑

サヴォナローラは教皇のことも批判してついには破門されます。教皇を敵にまわすのはアウトな気がしますが、実際、彼の厳格な姿勢に反発する対抗勢力もあり、サン・マルコ修道院に暴徒化した市民が押し寄せ、サヴォナローラは捕えられます。最後は教皇による裁判で絞首刑からの火刑に。上の絵画はその時の様子を描いたものです。

ちなみにこの時の教皇は、かの有名なチェーザレ・ボルジアの父、アレクサンデル6世。金と女性に熱をあげていた人物ですし、サヴォナローラと対立するのは目に見えてますね。

シニョーリア広場にある処刑の跡地

サヴォナローラ処刑後、メディチ家はフィレンツェに復帰します。

 

マリ姐お気に入りの『最後の晩餐』

1階に戻って、出口近くのブックショップを覗いてみて下さい。ここにもフレスコ画があります。

ドメニコ・ギルランダイオ『最後の晩餐』

この『最後の晩餐』は元小食堂で、現在はギフトショップの部屋に描かれています。私はこの絵画がかなり好き。色合いもいいですし、遠近法も使われてますね。

食堂だから最後の晩餐なの?
そういえばダヴィンチの最後の晩餐も食堂に描かれたニャ

 

美術館前のGran Caffe San Marco

美術館の前にはおすすめのカフェがあります。ここはパニーノの種類が多くて、選ぶのが楽しいです。ここは前回一人旅した時に行きました。

ボリュームが半端ない!

大好きなカプチーノと一緒に♪

私が頼んだのは、ナスの天ぷらのようなものを挟んだパニーノ。マヨネーズたっぷりでパンからはみ出るほど具が入っています。カプチーノも美味!

日本でもこーゆーのが食べたいなぁ。
日本のサンドイッチは昔に比べると具沢山になってはきたけどニャ

サン・マルコ美術館はメディチ・リッカルディ宮殿(マージ礼拝堂)から真っすぐ歩いたところにあります。事前に開館時間を調べて訪れてみてくださいませ。

以上、マリ姐でした!

ウフィツィ美術館&フィレンツェ市内観光 半日観光ツアー<日本語ガイド> by[みゅう]

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