オランダ 歴史 美術館・博物館

デン・ハーグで美術館を貸し切り気分【ブレディウス美術館】

2019年6月27日

( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。

今になってオランダのレポートの残りをどんどん執筆してます。これから台風の時期でヒッキーが多いので、どんどん書いていきたいと思います。

今回はオランダ、デン・ハーグにひっそりたたずむ美術館のレポです!

ブレディウス美術館(Museum Bredius)

ビネンホフと池を挟んだ正面にある美術館。アブラハム・ブレディウスが亡くなった時に寄贈された美術品(17-19世紀のオランダ絵画がメイン)が展示されています。アブラハム・ブレディウスはオランダ絵画を研究した人物です。

全体的に控えめな作品が多いけど、レンブラント作品も複数あるのよ。
徒歩3分のところにマウリッツハイツ美術館があるから、皆、そっちに行ってしまうニャ

ミュージアムカード利用可能。

ミュージアムカードが改悪してしまった今、この美術館をあえてチョイスする人は少ないかもしれませんが、オランダ絵画に興味ある人の参考になればと思います。

ミュージアムカード(Museumkaart)でオランダ旅行をお得に楽しもう!

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館内の様子、展示作品

住宅に作られた美術館なので、作品がひたすら並んでいるわけではなく、たくさんの絵画が飾ってあるお屋敷を見て回る感じです。家具や小物なども見て楽しめます。

私が行った時は他の客が1組くらいだったかな・・・ほぼ貸し切り状態です!

絵画に囲まれて食事をするっておしゃれよね~。
オーク材で作られた家具や陶器も素敵ニャ!

展示されている作品は肖像画、風景画、静物画など多岐にわたります。貴族だけでなく、農民、田舎の生活の絵画もたくさんあります。

16-18世紀のオランダの生活スタイルが垣間見えるね。
中の人はオランダ黄金時代の絵画が大好きニャ!

Bust of Christ/レンブラント

The Meuse near Dordrecht/Bellevois, Jacob Adriaensz

帆船絵画も少ないですが、ありました♪

これはなんて名前の船だったっけ・・・
 
キャラベル船だったかニャ?

 

マリ姐が気になった作品

そして、恒例のマリ姐の気になった絵画を紹介したいと思います。

Scholar in his study/Heerschop, de, Hendrick

この構図はどこかで見たことがある・・・
フェルメールニャ!!

もともとレンブラント作品だと思われていたこの絵画。作者はレンブラントの弟子なんだそうです。確かにタッチはレンブラントに似てますね。でも構図はフェルメールの影響を受けたのでは?と思う。

天文学者/フェルメール、ルーヴル美術館所蔵

窓辺に地球儀も置いてあるしニャ

 

Portrait of Isaack le Petit/Elliger, Ottomar

1658年に描かれたこの絵画がマリ姐は一番気になりました。

ネット上に家系図が残っていて、この子がロッテルダムで生まれたことはわかりました。身なりから相当裕福なことがわかります。

親は東インド会社西インド会社の仕事をしていたのかもしれないね。
ロッテルダムには両方の支社があったからニャ

そして、この作品にでてくる黒人はおそらく奴隷でしょう。真ん中に白人、後ろに黒人を配置する絵画はアムステルダム国立美術館にも展示されています。

メインの白さを際立たせる為なのか、裕福さを示す為なのかはわかりません。今だと色々アウトな表現方法だなと思いながら鑑賞してました。

そんなわけで、有名な作品があるわけではないんですが、大好きなオランダ黄金時代(大航海時代)の絵画だったので、個人的にはだいぶ楽しめました♪

 

アクセス

ブレディウス美術館はDen Haag Central駅からトラム15,16番に乗ってBuitenhof駅下車徒歩2分です。

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オランダの主要な美術館に行ききった人、オランダ絵画に興味がある人にオススメよ。

以上、マリ姐でした!


 

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