今回はアムステルダム中央駅から徒歩ですぐの大航海時代スポットをご紹介します!
涙の塔(Café the Schreiertower/VOC Café)
アムステルダム中央駅からオランダ海事博物館までの道のりにはたくさんの大航海時代スポットが存在します。その中でマリ姐のお気に入りであり、飲食できるのが涙の塔です!!
元々はアムステルダムを守る城壁の一部として1487年に建てられた防衛塔。大航海時代、航海にでる船乗りを見送る女性が涙を流したことから「涙の塔」という名がつきました。
現在は、1階がカフェ(Café de Schreierstoren/ VOC Café)、2階が船舶関係の本屋(Nautische Handelsmij L J Harri BV)になっています。
VOCとはオランダ連合東インド会社(Vereenigde Oost-Indische Compagnie/以下、東インド会社)の略称。この建物がVOCの管轄だったという話もあります(裏付けとってない)
VOC Caféと名前がついているからには、大航海時代ヲタは入らないといけません!!!
営業時間は公式サイトをご確認ください。
ニューヨークの起源はオランダにあった!
涙の塔の外壁にはヘンリー・ハドソンに関する記念プレートが飾られています。
ヨーロッパからアジアへ西回りで向かう北西航路を探す為、1609年にヘンリー・ハドソンはここから旅立ちました。東インド会社に雇われ、Halve Maenという名前の船に乗っていました。
【ヘンリー・ハドソンとニューアムステルダム建設までの歴史はこちらで確認】
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ハドソンは北米のハドソン川流域をオランダ領ニューネーデルラントと宣言。西インド会社が管轄をし、現在のニューヨークの場所に拠点ニューアムステルダムを建設しました。
当時は侵入者(インディアン、イギリス)を防ぐ為、街には城壁が建設されていました。それが現在のウォール街の由来です。
その後、第二次英蘭戦争でニューアムステルダムはイギリスのものとなり、当時のイギリス王チャールズ2世が弟のヨーク公に土地を譲渡したことから、名前がニューヨークに。
さらに、第三次英蘭戦争で再びオランダが取り戻してニューオラニエと名を変えるも、1674年のウェストミンスター和約でまたイギリスのものとなり、ニューヨークに戻りました。
ということで、実はニューヨークも大航海時代スポットではあるのです。ハドソンの名のついた川と橋はあるし、公園と像もあります。そのうち行かないといけないと思っていますが、昔のものはそんなに残ってないしなぁ・・・と思うとどうしてもアメリカは後回しに。
でもフェルメール絵画を所蔵した美術館があるので、いつか絶対行きます!
またこの他に、1595年アジアに向けて出発したオランダ最初の航海を記念した碑もあります。
東インド会社の先駆けとなったthe Compagnie van Verreという会社が4隻の船をだしたのです。商業的には成功とまではいかないものの、東南アジアへ到達し、スパイス貿易がポルトガルだけのものではなくなったことを意味する、重要な航海でした。
VOC Caféでタイムスリップ!
マリ姐は3回のオランダ旅行で3回とも訪れています。夜、並んでいるのを見たことがありますが、ご飯時をはずせば空いてますよ。でもランチブッフェやってるみたいなんで、今度はランチの時に行ってみたい。。
雰囲気バツグン!!♪d(・∀・`。)
そして、私がいつも注文するのがVOC Coffeeです。
コーヒーにお酒が少し入っております。私はお酒飲めない人ですけど、クリームのおかげもあって飲めました。飲み終わったら、体がホカホカしてくるので、子供は飲めないですね。
コーヒーにはスペキュロスがついてくるのですが、ここで、
大航海時代
キタ━━━━ヽ(o‘∀‘o)ノ━━━━!!!!
スペキュロスとは
オランダやベルギーで聖ニコラスの日に食べるクッキー。胡椒、シナモン、生姜、クローブ、カルダモン、ナツメグなどが入っている。
きっと意図的につけてるんだと思うんですが、それがわかるとなお楽しい♪あともう1つVOCのついたメニューがありました。今度は注文してみたいです。
2階は船舶に特化した本屋さん
2階は船舶関係の書籍や地図などを販売しているNautische Handelsmij L J Harri BVという本屋です。カフェの奥の部屋に行く途中に階段があるので、そこから上ります。
外にも入口っぽいのがあるけど、そこからは入れないので、注意!
私はこんなに大量に船の書籍しかない光景を始めてみました。古い地図なども飾ってあってすっごくすっごく素敵だったので、店番のおじさんに撮影許可を得て、写真を撮りました。
どうやら展示品はすべて売り物のようです。この他にアンティークの航海グッズや帆船模型なども飾られていました。
私の部屋の壁もこのお店に憧れてこんな感じを目指してはいるのですが、到底及ばない・・・。
他にはヨットに乗る人向け?に地図を販売していて、店のおじさんに「君はヨットをやるの?」って聞かれました。
窓の外には私が以前滞在したダブルツリーヒルトンが見えます。昔はここが全部海だったはずです。
そして、昔のアムステルダムの絵や地図が入った薄い本が欲しかったので、こちらの本を購入しました。オランダ語だから読めないけど、旅の記念です。
昔の涙の塔が描かれているのが買う決め手。1,500円くらいだったかなと思います。船舶専用の本屋があるなんて、今も船と共に生活しているオランダらしいスポットですよね。
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アクセス
涙の塔はアムステルダム中央駅から徒歩4分。駅に近いからトランジットついでの観光でも来ることができます。
マリ姐おすすめの大航海時代スポット。アムステルダムに行った際には是非、行ってみて下さい!
以上、マリ姐でした!