アムステルダムには観光スポットがたくさんありますが、今回は駅近くの大航海時代の聖地巡礼スポット×2を紹介します!
突然現れるお屋敷
オランダと言えば東インド会社(VOC)が有名で、アムステルダムに本社があります(現在のアムステルダム大学)。それとは別に、西インド会社(WIC)の本社があることを知っていて、わざわざ見に行く人は少ないかもしれません。
現在はレストラン他になっているこの建物が、西インド会社の本社です。賑やかな狭い通りを歩いていると突然立派なお屋敷が現れます。
もともとは肉市場と民兵の待合室でしたが、西インド会社が借りるようになり、ここで会議が行われていました。西インド会社がもう1つの建物(後に記述)に移った後は、ホテルなどとして利用されていたようです。
西インド会社(West-Indische Compagnie)とは?
西インド会社(WIC/GWC)は1621年にネーデルラント連邦共和国(以下、オランダ)によって設立された会社です。
当時、オランダはスペインと八十年戦争の真っただ中。スペインはすでに中南米に進出しており、そこから輸入した大量の銀を資金源としていました。西インド会社はこれを叩くこと、つまりスペイン(と同盟国のポルトガル)船を襲って銀を奪うことを目的とした会社でした。
東インド会社と同様に支社制をとっており、アムステルダム、ロッテルダム、ホールン、ミデルブルグ、フローニンゲンに支社が置かれました。ミデルブルグとフローニンゲンのレポは・・・そのうちにw
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海賊行為は成果が上がらず、ずっと赤字だった西インド会社。今度は植民活動を始めます。以前取り上げた、北米のニューネーデルラントもそうですし、あと有名なのはブラジル経営です。
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しかし、マウリッツの帰国後、ブラジルで反乱が起こり、1654年にオランダはブラジルから追い出されます。スペインとの講和もあり、1674年に西インド会社は解散。
後に、奴隷貿易に特化した別の西インド会社が設立されます。
奴隷と一言でいっても、東インド会社の雇っていた奴隷と西インド会社の奴隷ではどうやら扱いも違っていたようで、このあたりはもっと調べてみようと思っています。
ゲームとそっくり!な外観
裏には公園があります。表は白塗りでしたけど、こちらは雰囲気が違いますね。
私がプレイしていた大航海時代オンラインでは、北米の植民地に西インド会社を建設できたのですが、その建物が裏からの様子とほぼ合致。
運営にぜひとも聞いてみたい謎の1つです。ここに来るとゲームと同じ!とか思うんですけど、実際はゲームがリアルを参考にしているわけで。
また、中庭にはPeter Stuyvesantの像が設置されています。私は生で見たことがありませんが、レストランに入ったら見れるのかな~。
ウォール街だけじゃなくて、ブロードウェイまでオランダが由来しているとは・・・!調べれば調べるほど新しい発見があって楽し過ぎます。
西インド会社の本社は、アムステルダム中央駅から徒歩9分です。買い物がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
West-Indisch Pakhuis
そして、同じくアムステルダム中央駅から徒歩で行ける場所にもう1つの西インド会社の建物が残っています。
West-Indisch Pakhuisは1642年に西インド会社の倉庫として建てられました。会社が財政難に陥り、1647年から解散まではここが本社となります。
建物の一番上にあるGWCはGeoctroyeerde Westindische Compagnieの略。現在はWIC(West-Indische Compagnie)と表記される西インド会社ですが、建物や関連の品々にはいつもGWCで表記されます。なんで途中で変わったのかはわかりません。
現在は住居として使われているようです。窓から生活感あふれるアイテムがたくさん見えます。中には歴史的なものはもう残されていないのですかねー。近くには西インド会社総督であったピート・へインの家もあったそうです。
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新しく設立された西インド会社は1674年に、現在のアムステルダム大学の図書館がある場所(Voetboogdoelen)に本社を構えました。現在古い建物は残されていません。
West-Indisch Pakhuisは涙の塔とオランダ海洋博物館の真ん中あたりに位置します。多少歩きますが、中央駅から大航海時代スポットを巡りつつ、海洋博物館に向かうのがオススメです。
まだ他にも海沿いのスポットはあるので、これからもどんどん紹介していきます。
以上、マリ姐でした!