ゾイデル海博物館の続きです。
前回の屋外博物館の様子↓
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エンクハイゼンでタイムスリップ!【ゾイデル海博物館①】
( ゜▽゜)/こんにちは!マリ姐です。 今日はオランダ北部のエンクハイゼンにあるマニアックな博物館を紹介したいと思います。 ゾイデル海博物館(Zuiderzee Museum) かつてのゾイデル海沿岸 ...
こちらはゾイデル屋外博物館のもう1つの入口&出口。私は船に乗って海側から入りましたので、ここが出口になりました。
屋内博物館はここから歩いてすぐのところにあります。
屋内博物館へ
東インド会社のペッパーハウス(Het Peperhuis)を利用しているゾイデル海屋内博物館。
屋外博物館は冬季営業していませんが、こちらは通年営業。
パっと見だとわからないのですが、実はたくさんの建物が連結してできている博物館なので、意外と敷地は広いのです。入口から2つの中庭を通ると受付があります。
中に入る前に、ぜひ建物の外部をぐるっと回って観察していただきたい。大航海時代の特徴である木戸や船のプレートが飾られています。
裏に回れば、東インド会社(V.O.C)エンクハイゼン支社のマークが!
中庭から受付へ
入口(この写真の右奥)を入って受付まで中庭を通り抜けます。正面にあるのが先ほどのペッパーハウス。
マリ姐はここの中庭がとても好きです。空が青いとペッパーハウスが映えていい♪
Poortje Paktuinen uit 1625 te Enkhuizen
中にはにはこんな素敵な門があります。元は造船所の事務所入口でした。後から門だけここに移築された模様。獅子のレリーフが特徴的です。
2つめの中庭、受付の前には人魚の像。
昔流行ったシャンプーのCMです・・・
いつの間にか消えてしまいましたが、かつてタカラ(現タカラトミー)からリカちゃんの他にジェニーという人形がでていまして、そのお友達にティモテという髪の長い子がいたのです。今でいうコラボ商品ってやつですね。
当時のリカちゃんが可愛い系だったのに対し、ジェニーは美人系で、マリ姐はティモテと合わせて3体持っていました。
今のリカちゃんは私の時代とだいぶ顔が変わり、ジェニー要素が入っているように思います。リカちゃんがインスタをやるなんて時代は変わったものですねぇ・・・リカちゃん電話とかあったな昔。
話がそれました・・・(;^ω^)
展示の様子
受付を済ませて最初のSHIP'S HALLには船がずらり。波の音と鳥の鳴き声がバックで流れています。
小さなボートを想像していたのですが、意外と船倉が深い、しっかりした造りの船でした。
そしてマリ姐のメインはここ。東インド会社(VOC)の展示!
帆船模型、大砲、VOCマークの入った食器、帆船模様の入ったチェストなどなど。展示数はそんなに多くないですが、ホールンの博物館にはないものがここで見ることができます。
その他は、この地域に暮らしていた人々の衣装や生活道具などの展示。ゾイデル海カラオケという謎のコーナーもあり。
展示説明はオランダ語と英語のみ対応。がっつり読んでひとつひとつじっくり観賞すると時間かかると思いますが、気になるところだけ重点的に見ていけば所要時間は1時間あれば十分かと思います。
前回来た時もほとんど人はいませんでした。屋外博物館に行っても、こちらには来ない人が多いようです。オランダは歴史的な建物も生活利用していることが多いため、実際に中に入れる機会はそう多くはなく、特にここはVOC関連の建物なので貴重だと思います。また、ギシギシ音を立てながら建物内を歩くのも、歴史を感じていいですよ。
これは踊り場の荷物を隠すように覆ってあったVOCマーク入りの布。けっこう最近作られたものだと思うのですが・・・
大体この位置には各支社の頭文字がつくのですが、Lのつく支社はない。となれば、考えられるのは植民地。有名どころだと、スリナム、ベンガル、マラッカ、バタヴィアあたり・・・
スリランカ(Sri Lanka)のL・・・でも当時はセイロンという名前だったはず。CeylonだからLは入ってるけど。謎です。
屋内博物館まとめ
ゾイデル海沿岸の古い生活を垣間見ることができる博物館。屋外博物館とセットで行くとより楽しめます。歴史ヲタはこの建物内に入れるだけで満足できるかと。