芸術の秋はフェルメール展!とテンション上がってるうちに、デルフトのスポット紹介をやっていきたいと思います。
旧教会(Oude Kerk)
14世紀に建てられた教会で、地盤沈下によりタワーが傾いており、オランダ版ピサの斜塔とも呼ばれています。
フェルメールをはじめ、西インド会社総督ピート・へイン、マールテン・トロンプ提督など400人が眠っています。新教会と共に、デルフトの定番スポットの1つです。
1563年の火災と1654年の火薬庫爆発の被害は大きく、その時ステンドグラスは失われました。また、18世紀には床が抜け、さらに19世紀にはまたしても火災に見舞われました。その後、大規模な修復を経て今の状態にあります。
※2018年7月までタワーが工事中の為、2016年の時の写真です。
アクセス
新旧教会どちらもデルフト駅から徒歩10分程。デン・ハーグから1番トラムを使った場合は、プリンセンホフ駅が近いです。
料金・営業時間
注意すべき点は旧教会・新教会どちらも日曜がお休みということ。
両教会に加え、新教会の鐘楼に上る場合はコンビネーションチケット(8ユーロ)がお得です。ミュージアムカードは利用不可。
詳細は公式ホームページを確認してください。こちらには両教会に眠っている偉人についての説明もあります。日本語には対応していませんが、英語には切り替えられます。
旧教会の様子
プロテスタントの教会なので、イタリアの教会と違って装飾は地味なんですが、とても落ち着きます。ステンドグラスに陽が差し込んで、思ったより明るいと感じました。雨の日は暗いのかもしれない。
そして、偉人のお墓は彫刻が施されていて、とても立派です。是非現地で見てください。お墓の前には説明の書かれたテーブルらしきものがあるので(英語対応)、その人物のことについても知ることができます。こちらは西インド会社総督ピート・へインのもの。
こちらはマールテン・トロンプ提督の説明。ピート・へインよりさらに彫刻が立派なお墓があります。
マールテン・トロンプ提督とは
オランダの海軍提督で、八十年戦争の英雄。スペイン・ポルトガルの艦隊を撃破した。第一次英蘭戦争で戦死。息子コルネリス・トロンプも同じく提督となった。
チケットをもらうとついてくるパンフレットには、どの位置にどの偉人のお墓があるか書いてあるので、それを参考に見て回ります。日本人にはなじみのない人物もいました。
そしてこれがヨハネス・フェルメールの墓石。こちらは新しいもの。
そしてこちらが古いもの。
旧教会まとめ
旧教会はオランダの偉人について知ることができるスポット。フェルメールの聖地巡礼にも欠かせない場所だと思います。是非、ステンドグラスの1つ1つをじっくり見てほしい。とってもステキです!
32 地球の歩き方 aruco オランダ 2018~2019 (地球の歩き方aruco)